近年の経済学の進展は、応用分野として従来の財政・金融・国際貿易・国際金融・開発・労働・産業に加え、医療、実験、環境、さらには法と経済という新分野を切り拓いてきた。また、これらの分野は地域科学や政策科学などの隣接領域との積極的な交流のなかで進められている。本学会は、こうした現代の学問的潮流を踏まえ、これらの経済学の様々な応用分野の研究を促進することを目的とする。応用経済学の研究の促進を図るとともに、現実の経済社会の課題の解決に寄与することを目指すものとする。とくに以下の点を目標とする。
第1に、経済学の理論分析や、計量分析などの実証分析による応用経済研究を進める。
第2に、地域科学、政策科学、情報科学、経営学、環境科学、法学などの関連分野からの応用経済の研究を取り入れ、学際的な研究の充実を図る。
第3に、応用経済学の発展のために資する基礎研究を推進する。
第4に、アジアをはじめとする海外の研究者および関連学会などとの積極的な交流を図る。